岡茂洋雄（５１）が最終１８番パー５でグリーン奥から1メートルに寄せてバーディーで締め、通算6アンダーで2位グループに入った。今季獲得賞金を１４７９万３６５０円として、未勝利ながら賞金ランク３位をキープした。
「苦しかったですよ。やっぱりティーショット（ドライバー）の問題」という。前半2つ伸ばして折り返したが、バーディーが欲しい１０番パー５で「ひどかった。どチーピンがでまして」と左に曲げてボギーにした。その後もバーディーとボギーを繰り返し「どんどんフィニッシュが取れなくなってきました」と、得意のアプローチとパットでなんとかカバーしてのスコアメークになった。「最後は意地でした。何とか気持ちだけは切らさずに行こうと」と、１８番は執念のバーディーだった。
ドライバーイップスに悩み「来年のために、絶対に直そうと思って、いまはあえてドライバーを持っていることもあります」という。そんな状態でも、太平洋クラブシニアから日本シニアオープン、日本プロシニアと４試合連続でトップ３に入るのは見事。「絶対に直しますからね。見ていてください。ドライバーイップスの本を書くまで、絶対に直します」と、何度も「絶対」という表現を使って、イップス克服に強い意志を見せていた。