「コスモヘルスカップ シニアトーナメント」の第1ラウンドは、6アンダーで寺西明(54)が首位発進。1打差の2位には、水巻善典(62)、野仲茂(50)、G・マイヤー(59)、羽川豊(62)。2打差の6位タイに岡茂洋雄(51)、鈴木亨(54)、他5名が続く展開となった。
寺西明(54)が6アンダー66で首位に立った。8バーディー、2ボギーのゴルフに「よかったですよ。パターがよかった」と振り返った。
前半を3アンダーで折り返し、後半11番で落としたが、12番で1.5メートルにつけて戻す。自身が「大きかった」というのが、452ヤードと長い13番。「狭いし、長いし、グリーンが難しいし、3拍子揃っているんですわ。ISPSをやっていた時は、ダボ、トリばっかり」という苦手意識のあるホールで、2.5メートルにつけてバーディーを奪い、終盤16、18番バーディーにつなげた。
この大会は「逆思い入れがあるんです」という。2017年、ISPSハンダフィランスロピーで予選落ち。シード権獲得ギリギリの賞金ランク30位で臨んだ次の最終戦いわさき白露で優勝を果たし、今の自分を作った。「攻略できたか、というと、2ボギーはちょっと微妙ですけど」と笑った。
今季は日本シニアオープンを制した。「気持ちの余裕はできたんですけど、逆にプレッシャーもあります。見られ方も変わるし、先輩たちの目も、優しさもあるけど、厳しさもある」と、勲章は気持ちを引き締めることにも役立っている。最終日の戦い方は?「1つでも2つで上に上がれるように」。いえ、首位ですけど。「ん? そうか、そのまま…楽しめたらいいんです」。いつものように、楽しむことができれば、結果がついてきそうだ。