「危なげないゴルフ」。7バーディー・ノーボギー65で回り、通算10アンダー6位タイにジャンプアップした塚田好宣(50)は、この日のゴルフをそう評した。
1番ホールから3連続バーディー奪取の好スタートを切り、9番パー4ホールで4つ目のバーディーを奪う。前半でスコアを4つ伸ばして折り返した。後半はパー5ホールで確実にバーディーパットを沈め、最終18番ホールでもバーディーパットを決めてフィニッシュ。明日の最終日につながる締めくくりで、優勝争いに加われる位置まで順位を押し上げた。
首位とは5打差だが、「優勝を狙ってスコアを6、7つ伸ばせたら(逆転)チャンスがあるんじゃないかと思います」と塚田。前日はバーディーを取りこぼしたパー5ホールでバーディー奪取できたことがビッグスコアにつながったと自己分析。
シニアツアー2年目となり「ピリピリした雰囲気があまりなく、楽しく勝負できる」。シニア初優勝に向けて好材料がある。レギュラーツアー時代からパットに悩んで来たが、研究と練習によってパット力が劇的にアップ。狙ったスパットへ確実にボールを打ち出せるアドレス、グリップの握り方、ストロークを作り上げたのだ。好スコア、バーディー量産は自信となり、確信へと変わって行く。シニア初優勝を引き寄せるウイニングパットを打ちたい。それが塚田の本心だ。