「スーパーシニアの部」で福沢孝秋(67)が逃げ切り優勝を飾った。2打差首位で最終日をスタート。1番パー5で第2打を左エッジまで運んで寄せてバーディー、2番では3メートルを入れて抜け出した後は、余裕の逃げ切りだった。
11番でこの日6つ目のバーディーを奪って12アンダーとし「その時点で大丈夫だとは思いましたね」という。それでもピンを狙って攻めたことで3ボギーにして「少し遊びました」と苦笑い。67で追い上げた2位の青木基正に、最終的には2打差の通算9アンダーだったが、数字以上の余裕はあった。「2日間、ドライバーがよかった。曲げたのは今日の14番だけ」といい「勝つって最高だね」と笑った。
今年からゴールド世代に入った。大きな目標がある。シニア入りしてからこれまでに日本プロシニア、日本シニアオープンを取り、グランド(60歳以上)になって関東プログランドシニア、日本プログランドシニアを制した。7月に行われた関東プロゴルフゴールドシニアでゴールドデビュー戦を優勝。「あとは日本プロゴールドシニアを優勝したら、全部タイトルをとったことになるんで、狙っているんです。若いうちにね。今の状態をキープすれば行ける」と、自信たっぷりに話した。