篠崎紀夫(50)が、最終日5アンダー67で追走したが、通算10アンダーの2位タイで開幕戦を終えた。
首位柳沢を追いかける立場だったが、1番で第2打をミスしてボギー発進。流れをつかんだのは7番パー3だった。1メートルにつけてバーディーとし、9番で左4メートルを入れてから4連続バーディー。「でも、柳沢さんが伸ばしていたし、応援団でした。僕は単独2位狙い」と、河村との2位争いに切り替えた。15番で1メートルにつけ、16番で河村がボギーとしたため、通算10アンダーで並んだのだった。
昨年シニアデビューしたが、賞金シード権を逃した。今年のシニア最終予選会に挑戦して1位で通過。本来ならすべての試合に出られるはずだった。コロナ禍で試合がなくなっていったが、開幕戦で「予選会1位のプライドは保てたかなと思います。いいスタートダッシュになりました」と、満足のいく結果だった。
予選会を経験して「やはり、ツアーと予選会のレベルは別次元。ツアーは技術の宝庫みたいなものです。ちょっと成績が良くないとシード権も取れない。長くシニアでやりたいので、次からも頑張りたい」と、先を見据えていた。