現状で考えられるコロナ対策を講じた上で、選手・関係者のPCR検査、プロアマ大会から始まり、本戦では今季初めて国内ツアーでギャラリーを入れて行われた今大会。倉本昌弘PGA会長兼選手が大会を振り返った。
「36ホール、無事にできてよかった」とまず第一声。コロナ対策の加え、連日の濃霧による中断など天候にも悩まされたが、やり終えた。ギャラリーは第1ラウンド323人、最終ラウンド539人と、平日開催で天候不順の中、想定よりも少なかったことで「密にならずに観戦できた。何かあったという報告もありません」と話した。
それでも、新しい生活様式が求められる中での開催で「今回やってみて、改善点も見えてきた。次の大会までに改善していきたい」と、具体的なことは避けたが、8月21~23日に行われる2戦目の「プロゴルファー誕生100周年記念 ISPS HANDA コロナに喝!!シニアトーナメント」に向けて、さらに対策を進化させる。
「選手は試合が始まってよかったというのが偽らざる心境でしょう。でも、ただ『よかった』で済まさないで、もっともっと安全にプレーする環境をつくりたい。ギャラリーも安全に楽しく観戦できるようにしたい。コロナに負けないように頑張っていきたい」と、総括した。