谷口徹(52)が4バーディー、ボギーなしの68で首位に4打差の4位グループにつけた。今季初戦に「なかなか自分で思った通りにできている部分と、もう1つの部分と。パットも全然入っていなかったですし、一緒に回った柳沢さんがすごく調子よかったので」と、ちょっと不満を残した。
「緊張感もなく、いい感じでスタートしたんですけど、序盤はバーディーがとれなくて、テンションが下がってきました。もっとバーディーが取れると思っていたけど。みんな入っているのに、なんで自分だけはいらないんだって」と振り返る。9番で左3メートルほどを入れて初バーディー。「ちょっとやる気になりました」と、後半は3つ伸ばしたのはさすがだった。
コロナ禍の中で兵庫県内のゴルフ場のメンバーとなり、練習環境を整えた。この大会の開催が決まってからは、ほぼ毎日コースに行って練習をしてきた。「昔の自分は、何も考えなくてもフェードと考えたらフェードしていたし、ドローだと考えればドローして、思ったらそう曲っていたし、パターも見たら入っていた。毎日コツコツ練習していたら、ボールのとらえ方、転がし方が分かったきた」という。
「試合がないと本当の意味での練習をしないんですよ」と、大会開催が昔を取り戻すきっかけになった様子。4打差とはいえ、シニア2勝目の射程圏ではある。