田中秀道PGAコースセッティングアドバイザーも「開幕」に力を注ぐ。コロナ禍でシニアツアーの中止、延期が相次ぐ中、急きょ開幕戦となったこの大会。「1カ月ぐらい前に決まったのですが、グリーンもいい状態。このところの雨で水が溜まっているところもありますが」と話した。
標高900メートルほどで「半クラブぐらい飛ぶ感覚だと思う」といい、距離は6,788ヤードながら「パー5も2オンを狙えるようにしています。スコア的には2日間で二けた、いってくれたらいいんですけど。初日67ぐらい出てほしい」と、ハイスコアを狙えるセッティングになっているそうだ。
特に気にしたのがグリーン上のピンの位置。17、18番が急傾斜なこともあり「ピンを切る位置が限られている」という。そのため、土曜日に雨の中を見て回り、大会2日間のピン位置をイメージして、大会出場権をかけたマンデー予選会「ISPS HANDA コロナに喝!! 平熱枠決定戦」の月曜日から練習ラウンド、プロアマ大会とピン位置の決定をしてきた。「打てるパッティングができるグリーン」になっているという。
「試合をやっていただけるのはありがたいです。やめるのは簡単ですが、やるのは大変、エネルギーも必要だと思う。久々に(コースセッティングを)やらせていただいて、楽しめています。トーナメントができる幸せを感じている」といい「試合が盛り上がるようにしたい」と、待望の開幕戦で期待もしている。