新人戦富士可児カップの大会初日は、7バーディー2ボギーの67をマークした大内智文(フリー・24)が5アンダーで単独首位。4アンダー2位タイには吉田泰基(フリー・22)、中村貴至(フジ天城CC・29)、玉城海伍(クリード沖縄・24)がつけている。
「ゴルフは運が3割だと思っているので、プレー中はある程度割り切りながら、自分のゴルフに集中しています」と話した大内智文(24・フリー)。チップインバーディーが2回。あがってみれば、7バーディー2ボギー67ストロークで単独首位のおまけつきとなった。
「普段チップインは少ないほうです」。新人戦初日で2回のチップインバーディー。チップインした3番は15ヤード、16番は20ヤードがそれぞれカップに吸い込まれた。
1番ホールをボギーとしたが、2番をバーディーとしバウンスバック。続く3番でチップインバーディー。6番、9番もバーディーと前半を3アンダー。後半のインコースも2アンダー、トータル5アンダーで大会初日を終えた。
自宅から車で10分ほどの距離に住んでいる、大内にとっては地元開催の貴重な大会だ。慣れ親しんだコースだが、「志野コースは2年ぶりなので、明日も慎重に油断しないようにしたい」と予断を許さない。首位と2打差の中に6名がいる混戦状態である。
「今日は、2回チップインの運がありました。今日は首位発進というおまけももらっちゃいました」と笑顔を浮かべたが、明日はどんな形になるかはわからない。とはいえ、自宅というリラックスできる場所へ早く帰れることは、大きなアドバンテージに間違いないだろう。首位で向かう最終ラウンドは「自分のペースで、普段の練習とイメージを変えないこと」と、大内は口元を引き締めた。