橋本日都(66・TP-A)が最終ラウンドを66ストロークで回り、エージシュートを達成。単独3位でフィニッシュし、大会ベストスコア賞とエージシュート賞を獲得した。
最終ラウンドは5オーバー24位タイからスタート。橋本は3番パー5を2オンに成功し1つ目のバーディー。5番パー5では60センチにつけて2つ目のバーディーを獲ると、6番、7番でもパッティングがきまり、前半9ホールで4つスコアを伸ばした。後半11番パー3で3メートルのバーディーパットを沈め、続く12番パー4でも1メートルのパッティングが決まり、スコアをじわりと伸ばしていた。16番をこの日唯一のボギーとしたが、最終18番パー4では6メートルを入れて、66ストロークでホールアウト。猛チャージの結果は優勝に1打足りなかったが、2日間を通じての大会ベストスコアでエージシュートも達成し、表彰式では特別賞を受け取ることができた。
「烏山城のコースは、プロになる前からよくプレーさせてもらっていましたから、かれこれ40年くらい良く知っています。今年はまだ4ラウンド目でしたけどね」と、コース攻略の知識は抜群にあると自負している。烏山城のコースは、福島の自宅から1時間30分あれば通える距離。年末年始には、お客さんと年越しゴルフをすることもあるという。烏山城の近くにあるリゾートコース、黒羽那須カントリークラブでも仕事を通じて通っていることもあり、地域のゴルフ場には慣れ親しんでいるようだ。
橋本は週3回、会津若松、郡山、本宮の練習場にレッスン活動の拠点を置く。特に会津若松の練習場には30年通っていて、強い愛着があるという。「会津の練習場は20人ほどのレッスン生が、昼夜と通ってくれています。長い人生の中でゴルフを楽しんでもらうには、まず私自身が健康であることが大事です」。橋本のレッスンは、技術的なものだけでなく、どうやったら健康を維持できるかということも、アドバイスするという。
「私もシニア世代ですから。シニアなりの着眼点で、健康とゴルフを結び付けて考えることも、プロゴルファーの大事な役目。健康があるからこそ、ゴルフライフが楽しめると思います」。長くゴルフを楽んでもらいたいからこそ、プロゴルファーが健康の見本でいたいというのが橋本の努力目標でもある。