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シニアツアー

【シニア最終予選/2R】冨永が連日首位を守る!アンダーパーは17名

2021年03月04日

 シニアツアーの出場優先順位を決定する「2021PGAシニアツアー最終予選会」第2ラウンドが3月4日、JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で行われ、初日首位スタートの冨永浩(60・フジプリグループ)が2つスコアを伸ばし、通算7アンダーで連日トップの座を守った。2位には6バーディー2ボギー68をマークした辻哲之(50・太平洋クラブ六甲コース)。さらに1打差3位タイには大山雄三(56・TPGC)、鹿志村光一(51・K’s GOLF LOUNGE)、飯島宏明(49・シンコークリエイティブ)が続いている。

 冨永浩の第2ラウンドは10番ホールからスタート。11番パー5、13番パー4でバーディーを重ねたが18番パー5をボギーとし前半では1つスコアを伸ばした。バックナインの6番パー5ではバーディーパットを沈め、スコアをトータル7アンダーとし順位表一番上に名前を飾り、還暦を迎えたベテランプロが存在を示した。

 首位に2打差の2位につけたのが、今年シニア2年目を迎えた辻哲之。シニアルーキーとして参加した昨年の最終予選ではランキング32位とするも、出場2試合にとどまった。今年こそはと挑んだ最終予選会。第2ラウンドでは他の選手がなかなかスコアを伸ばせない中、6バーディー2ボギーとスコアを4つ伸ばし2位に急浮上。トーナメントプレーヤーとティーチングプロ、それぞれのテスト受験して合格を掴んだ辻にとって、ツアー出場に向けた明るい兆しがようやく見えてきた。

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辻哲之インタビュー動画は こちら>>

 第2ラウンドは1オーバー25位からスタートした鹿志村光一。鹿志村は2020年のシニアツアー賞金ランキングを35位とし、狙っていた初シードを逃してしまった。今回の最終予選会は、前年度の賞金ランキング50位以内の選手が出場できるということもあり、この大会に向けて調整を重ねてきた。



 大会初日は前半を3ボギーとしてスコアを落としてしまった。「その時点で焦りというよりも、その時から冷静になれました。そういう意味では、気持ちの切り替えができるようになってきたのかもしれません」。後半は3バーディー1ボギーとして、ミスを最小限に抑えられた。第2ラウンドでは、10メートル近いバーディーパットが次々と入ったり、岩に跳ねたティーショットがフェアウェイに残っていたりと色々な運が味方し、この日67のベストスコアをマーク、通算4アンダー3位タイまで浮上。「シニアツアーでは比較的飛距離が出る方なので、その分よく曲がります(笑)。だからこそ広いリンクスコースだと、多少ショットが曲がっても気が楽。残り1日。もう少し慎重なアプローチと、冷静なパッティングで乗り切りたい」と、インタビューを終えた鹿志村は、足早に練習場へ向かったのだった。

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鹿志村光一インタビュー動画は こちら>>