大会ホストプロの奥田靖己(61)が、終盤のチャージで4アンダー67をマークし、昨年と同じく2位に食い込んだ。
最終18番、5メートルほどのバーディーチャンスにつけた。「ボード見たら、マイヤーが5アンダーでちょっと焦ったというか、バーディーがマストになってしまったので」と振り返った。打ち切れずにバーディーパットを逃し、プレーオフに持ち込めなかったのが残念だった。
1,2番連続バーディーででた。前日、優勝するには5アンダーが必要と話していたが上々の滑り出し。しかし3番以降チャンスがあったが決めきれずに13番へ。3メートルのバーディーパットから40センチのパーパットを外して3パットのボギーとし「あれが大きかった」と悔しがる。そこから奮起。14番で2メートルを入れ、15番では1.5メートルと連続バーディー。17番パー3で2.5メートルを決め、終盤追い上げたが1つ届かなかった。
グランドシニアにデビューするマイヤーをコースに呼び、一緒に回った。敵に塩を送った?「それがいかんかった」と笑い「優勝してくれてよかったですよ」と、話した。
ユニテックス所属のホストプロとして「優勝して恩返ししたかったんですけど」という。2年連続2位で優勝争いを盛り上げたのは確かだ。来年こそ「3度目の正直。だんだん年を取るとチャンスが少なくなってくるけどね」と、リベンジを期している。