グランドシニアのディフェンディングチャンピオンの室田淳（６６）は「１年たつのが早いね」と笑った。前日２日は練習ラウンドを行ったが、ホールアウトすると「右のわき腹が痛む。今週は期待しないで」と、わき腹を押さえた。
右わき腹は３年ほど前からの古傷。「根詰めてゴルフをするほど悪くなる」という。痛くならないように、スイングを少しずつ変えてきた。「見た目にはわからないぐらい、自分の中で少しずつね」というが「やっぱりだめだから、あきらめてやめることにした。スイングを元に戻して、スペックを軟らかくすることにした」と、現在は対策としてクラブのシャフトを軟らかくして試している。「まだ自分のものになっていない」と、シニアツアーでもショットを曲げるミスも見られる。「最近は３ホール行ったら、早く終わらないかなと思ってやっているよ」と、目指すゴルフができていないのは確かなよう。それで「期待しないで」ということになる。
２０１８年、昨年と優勝しており、今回は連覇で３度目優勝がかかる。「この年で勝ったら申し訳ないでしょ。（みんなが）順番に優勝すればいい」。とはいいながらも自信ありでは？ の問いかけに、ニヤリと笑った。