ゴールドシニアの佐藤正一(73)が、エージシュートを達成する1アンダー70で2位タイに入った。「今日は外しまくったよ。チャンスがいっぱいあったのになあ」とちょっと残念そう。2番で第2打を右の木の下に打ち込み、3メートルのパーパットを沈めてピンチを切り抜けたのが、後につながった。8番で「2メートルの下りのフックラインを触っただけ」で入れてバーディー。インに入って14番で手前3.5メートルを入れて2アンダーとして首位争いになった。
不運だったのは17番。土砂降りになってきた中でアプローチが大きくオーバーして、3メートルほどのパーパットを外してボギー。その直後に中断のサイレンが鳴った。
礼子夫人が3年前にくも膜下出血で倒れ、毎日一緒にリハビリに取り組んでいる。右半身のマヒが残ったが、今はだいぶ歩けるようになってきて回復してきているそう。「料理も全部オレが作っているんだよ。高校生のころに中華屋でアルバイトして作っていたからね」と胸を張る。「オレがトーナメントをやってこられたのは女房のおかげだから。これから帰って、料理つくらないと」と、コースを後にした。