関西プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権大会は、5月18日、19日の2日間、広島ゴルフ倶楽部鈴が峰コースで開催する。68歳以上のプロゴルファーが競うゴールドシニアには40名、60歳以上のプロゴルファーが競うグランドシニアには58名が出場する。
会場となる広島ゴルフ倶楽部鈴が峰コースは昭和27年に開場、設計は広島県出身の佐藤儀一氏。コースはアップダウンあり、フェアウェイは狭く絞られている。距離は短いが、傾斜地からのショットで番手のジャッチも難しくなる。そしてベントグリーンが主体の現代では、あまり多くない高麗グリーンの微妙な転がりも選手を苦しめるだろう。
昨年のゴールドシニアをプレーオフの末、優勝した西川貴祥は、「良いイメージは持っていますが、若い選手も入ってくるので、どこまで自分が耐えられるかの問題ですね」。ここでの開催は3年目なので、「打ってはいけない場所、ここに打たなくていけない場所はだいたいわかってきました。昨年まで失敗していたところを、経験と技術でアジャストさせられるようしたい」。
連覇も期待されますが、「それは連覇したいよ。自分だけに与えられた権利なので。でも今日の練ランでも高麗グリーンでのパターに悩まされたけど、そこをクリアしなきゃ。グリーンを攻略できた選手が頂点に立つよ」。経験そして、今まで積み上げてきた技術そしてグリーンをうまく攻略することで連覇のチャンスをつかみたいようだ。
「緊張しますね。新人ですから(笑)」。そんな第一声でコースに来場したのは、グランドシニアデビューとなるグレゴリー・マイヤー。「自分もこの大会の年齢になったんですね。ちょっと緊張です」。コースのイメージについて「このコースは初めてです。練習グリーンでボールを転がしたら、高麗グリーンだったのでびっくりしました。短いパットに苦労しそうですね」。
シニアツアーシード選手そして一番若いということで優勝候補として期待されますが、「優勝も狙っていきたいですが、大会を楽しみたいので一番。その結果、優勝できたら最高ですが」。マイヤーにとって、今大会の意気込みは旧友の選手たちとの時間を楽しむことが第一目標のようだ。
大会を開催するにあたっては、選手や関係者に新型コロナウイルスPCR検査の実施や、体調に不安がある場合の参加辞退のお願い、開催前2週間分、および大会期間中の検温及び行動歴の提出、来場時の体温測定、マスク着用等を行い、各種感染防止策を図っております。