箱根湖畔ゴルフコースで18日に行われている関東プロゴルフゴールドシニア選手権大会の第1ラウンド。昨年の日本ゴールド覇者、初見充宣(68)が7バーディー2ボギー、5アンダー67ストロークで単独首位。2位4アンダーには昨年の関東ゴールドを制している福沢孝秋(68)、さらに1打差3位タイには山高孝信(70)と海老原清治(72)が続いている。
1番ホールからスタートした初見は、得意とするコースで我慢が続き、5番ホールでようやく1つ目のバーディー。7、8番ホールで連続ボギーとスコアを落としてしまう。後半に入ると、会心のドライバーショットとショートゲームがリズムよく決まりはじめ、12番から4連続バーディーの猛チャージ。さらに終盤の17、18番でバーディーを獲りさらにスコアを伸ばした。大会初日は5アンダー67ストロークとし、単独首位に立った。
「このコースで持ち味の飛距離を生かすには、とにかくドライバーでフェアウェイキープしかない。初日ということもあり、慎重にティーショットを運ぶことに徹しました」と振り返る。ドライバーの飛距離はおおよそ250ヤード。ゴールドシニア大会でのコースを攻略するには、十分な飛距離のようだが「雑なスイングなんですよ、実は。だから理にかなったスイングを目指せば、ゴルフもまとまるかなって」と最近は感じるという。だから初見の目指すスイングは、スーパースターのタイガー・ウッズ。「しょっちゅう、スマートフォンのゴルフアプリでタイガーのスイング集を見ているんですよ。本当に無駄がない。自分の癖をわかっているからこそ、日々スイングの向上を目指していて研究中です」。
初日は2つ、理想のショットが成功した。日本ゴールド覇者として挑む最終ラウンドでは、1つでも理想のスイングを決めたい。関東グランド、日本グランド、日本ゴールドという3つのGGタイトルは戴冠済。今回関東ゴールドの優勝を飾り、今年こそグランドスラムを叶えたい。