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グランドゴールド

〈関東ゴールド/1R〉上位は強者揃い!1打差2位に昨年大会覇者福沢

2021年05月18日

 大会初日、トップ1打差2位につけたのが、2020年関東プロゴルフゴールドシニア選手権大会チャンピオンの福沢孝秋(68)。2番パー5ホールで1つ目のバーディー。5番パー4ではガードバンカーが目玉になってしまったが、2メートルにつけてパーセーブ。6番、9番とバーディーを重ねて、前半は3アンダー。後半に入り11番、12番をボギーでスコアを落とすものの、15番から3連続バーディーを獲り、この日は4アンダー68ストローク2位でフィニッシュした。

 今でも得意クラブは、飛距離280ヤードは楽に打てるドライバー。ショットでバーディーチャンスを捉えるも、初日はことごとくグリーン上の読みが合わなかった。3パットしてしまった3ホールも悔やまれる。「これがゴルフだよ。同組の須貝さんのパッティングラインとは違ったりして、逆、逆の方向にね」と、不満も募る。だけど福沢の長所は、すぐに気持ちを切り替えられるところ。今日の失敗を決して引きずらない。「最終日は首位の初見さんと戦えるから、楽しみでしかないよ。自分のゴルフスタイルでやるだけです!」。福沢は、ひそかに大会連覇を狙っている。

 3アンダー3位タイには、山高孝信(70)と海老原清治(72)が続いている。日本プロゴルフゴールドシニア選手権大会2018、19年と連覇している海老原は、大会上位の常連。2019年に箱根湖畔で行われた関東ゴールドでも優勝しているので、コースの攻め方、ゲームのつなぎ方はわかっているが、今回はいろいろな課題がでてきているようだ。

 スタート1番パー5ホールは80ヤードの寄せが外れてボギー発進。2番パー5をバーディーで取り返すも、4番パー3で3パットボギー。5番パー4をバウンスバックで取り返し、前半はパープレー。後半は3バーディーノーボギーでフィニッシュし、3アンダー69ストロークで3位につけた。

 「この春先に、ようやくゴルフが良くなってきたんだよ。上から叩くスイングをしていて、どうもスイングが悪かった。それを治す気力も出なかった。だけど、試合に向けて『なんとかしないと!』と奮起した」と肩を撫でおろす。最近、海老原は腰痛にも悩まされているようで、大好きな練習もセーブ中。100球打つと3日は腰痛が治らない。だから一日50球に限定し、一球一球真剣に打ち込んでいるという。「70歳という自分の身体に向き合いながら、ゴルフが続けてられています。明日の最終日も真剣にね、ゴルフを楽しみます」と、海老原は目を輝かせた。