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シニアツアー

〔いわさき白露シニア/FR〕篠崎紀夫が初シニア賞金王!昨年のリベンジを果たす

2021年11月27日

 篠崎紀夫(52)が、今季獲得賞金を3408万1521円とし、初の賞金王に輝いた。「光栄な名誉です。僕でいいのかなって思うんですけど(笑い)、まだ実感が…。これからどう変わっていくのか、恥ずかしいプレーは出来なくなると思います」と話した。

 賞金ランク1位で最終戦を迎え、逆転可能な選手は優勝が絶対条件という有利な状況だったが、最終日は少し慌てた。賞金ランク2位の細川和彦が前半伸ばしてきた。自身はアウトで2つのボギーで一時は細川に逆転された。「やっぱり来たかと思いましたよ」という。スコアが動かないまま来た最終18番のボードに細川の名前がなかったが「もっと上に書いてあるんじゃないかって」と笑った。結局後半崩れた細川(10位)より上の8位でフィニッシュし、賞金王タイトルを手にした。

 昨年も賞金ランク1位でこの大会を迎えたが、寺西明に逆転されて2位だった。「去年はゴルフを楽しめなかったんで、今回は楽しもうと。しびれる中でもムリ、ムダ、ムラ『3つのM』をなくすゴルフをしたいと思っていたんで、去年より成長した成果だと思います」とリベンジを果たした。

 18歳から千葉・北谷津ゴルフガーデンに所属。今年は、小学生のころから通っていた稲見萌寧が今季女子ツアーの賞金ランク1位で最終戦を戦っている。「僕の方が(土曜日最終日で)1日早く賞金王を決められるので、プレッシャーをかけます」と笑っていたが、まずは自身の「責任」は果たした。「お互い意識しているわけではないんですけど、(稲見も)とれますよね」と、稲見の状況も気にしていた。

 賞金王として迎える2022年の心構えは?「技はそんなに変われるものではないので、しゃべりができるようになりたいです」。今度はシニアの盛り上げ役になりたい。