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シニアツアー

〔いわさき白露シニア/FR〕賞金ランキングシード入りを果たした阿原と飯島の戦い

2021年11月27日

 来季の賞金ランキングシード権を獲得したのは、今季優勝者も含めて7人。そのうち予選会を経て権利を勝ち取ったのが、ランク19位の飯島宏明(50)と26位の阿原久夫(50)のシニアルーキー2人だった。

 阿原は第2ラウンドで68をマークして上位に浮上、最終ラウンドは72とこらえて10位でフィニッシュした。「予選会から出て、学びもたくさんあり、支えてくれた方に感謝したい」と話した。実は、スポンサーをしてくれていた精米機などのメーカー、サタケの佐竹利子名誉会長が10月に死去。「2年前からスポンサーをしていただいて、シード権といういい結果を出せてよかった」という。「しっかりオフを過ごして、お客さんに見ていただけるようなプレーをしたい。今年はプレーオフ(ファンケルクラシック)まで行けたので、来年は勝ちたいです」と抱負を話した。

 飯島は最終戦58位に終わったが、日本シニアオープンでの3位が光る。「前半は雰囲気に飲まれちゃってダメでしたが、コマツオープンでトップ10(8位)に入ってから余裕が出てきました。いい1年なりました」と振り返った。来年の抱負を聞くと「賞金ランクトップ10に入りたい。3ツアーズの代表になって出てみたいんです」と話した。

 最終戦、シード権争いで泣く選手、笑う選手がでるのは、プロの世界ならでは光景。この大会が終わるとすぐに、来年の出場権を争う1次予選会が始まる。今季の予選会から這い上がった選手たちの活躍は、大きな刺激になるはずだろう。

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 今年は出場義務試合に満たない選手(※)が賞金シードを争うランキングから抜けるなどの関係で、賞金ランク30位というボーダーラインは、34位までになっている。

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今季賞金ランキングは こちら>>

  (※)賞金シードランキングに必要な義務試合数(60%)を満たしていない選手・・・谷口徹、手嶋多一、タワン・ウィラチャン。デービッド・スメイルは外国人選手枠としての出場カテゴリー。