NEWS
シニアツアー

〔いわさき白露シニア/1R〕川岸が長いパットを決めて2位タイ

2021年11月25日

 川岸良兼(54)が本人曰く「まぐれ」で4アンダーをマークして、1打差2位発進した。

 「だって」という。2番で10メートルを入れた。7番では奥のカラーから15メートルが入った。14番でも12メートル。「どうです、すごいでしょ。でも、気持ち悪いでしょ」と笑う。長いパットが入るたびに、同組の高見、山添に「ごめんなさいって、頭下げてました」とまた笑った。

 何か変わったことは?「今週、古いパターを持って来たんですよ。レギュラー時代にも使っていた2ボールのタイプ。今まで重いパターを使っていたんじゃないかと思って、普通の重さのものにしてみた」という。確かに20年ほど前によく使われていた初期のタイプのパターだった。

 7バーディーを量産したが「でも、ひどいんです」と浮かない顔をする。9番でバンカーの土手に当たって戻ってきて目玉になるダブルボギー。最終18番では10メートルから1メートル強オーバーして3パットのボギーの方が気にかかっている。

 第2ラウンドは、日大同期の鈴木亨と最終組で顔を合わせる。「いいショットと悪いショットの差が激しい。今日はひどいミスがあってもいいところにあったりしたから。もう試合には出たくないって感じのゴルフなんですけど(笑い)、亨の顔を見たら『こいつには負けたくない』って思えればいいんですけど」と、気分を盛り上げる機会になればいいのだが。