鈴木亨(55)が6バーディー、1ダブルボギーの4アンダーで回り、首位に1打差2位につけた。「ショートホールを3つ、しっかり取れたので。アイアンがよかった」と振り返った。パー3では6番で3メートル、12番で1.5メートル、17番で3メートルを決めた。
今季は苦しいシーズンだった。春に「原因は首だと思うんですけど、力が入らない。腕立て伏せは1回もできず、ドライバーは220ヤードも飛ばない」という状態だった。すまいーだを欠場し、所属先の大会でもあるレギュラーツアーのミズノオープンや、関西オープンの出場もできなかった。
今は「痛くはないんですけど、右腕がだるい。力は入るようになったのでスイングは出来るんですけどね」という。練習ラウンドで一緒に回った野仲に「やっと振れるようになってきましたね」と言われて少し自信を取り戻した。
そんな状態ながら、第2ラウンドは最終組で日大時代の同級生、川岸良兼と回る。「同じ世代で怪物だと思って、良兼が日大に行くというんで僕も日大に行ったぐらい、彼を認めているんです。でも、35年も経つとそういうのもないし、お互い『あの時はこうで何やってんだよ』という感じじゃないですかね」と笑う。
2018年優勝者でもある大会。「出来ることをやる、神様がいてくれたらそれはそれで受けたいと思います。みんないろんな想いを持って試合に臨んでいるので、1打 1打やり切るしかないですよね」。右首筋には置き針をして、残り2日間に臨む。