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シニアツアー

〔いわさき白露シニア/1R〕いつもギリギリ出場の堤、強い気持ちで挑む最終戦

2021年11月25日

 堤隆志(59)が4アンダーで1打差2位スタートした。4バーディー、ボギーなしのゴルフに「上出来です」と笑顔を見せた。

 ドライバー飛距離は240~250ヤードで「同組の2人(清家、井殿)の方が飛ぶので、いつもセカンドオナーですし、飛距離は無視していきました。気楽にやっていこうと」という割り切りがうまくいった。

 前日に練習ラウンドをしたところ「このグリーンは私の手には負えないと思いました。全然だめでした」という。この日、助っ人がいた。「(コース所属の)若い男の子のキャディーの読むラインがばっちり。そのラインに打てたのが4回ありました」と笑う。インスタートで11番1.5メートル、13番2メートル、14番3メートル、4番では7,8メートルを入れた4つのバーディーだった。

 予選会ランキング21位で今季はこれで10試合目になるが、賞金ランクは69位と低迷している。出場が決まるのが大会直前になることも多く、この試合も先週決まった。準備が良くできないのでは?「それもあるんですけど、この試合は今年最後やし、出られると思ってだいぶ前に飛行機の格安チケットを買っていたんです。出られなくなってもいいと思ってね」と、最終戦へ意気込みが好スコアにつながった。

 今後、予選会に出場後に長年痛めている左ひざ半月板の手術をするという。「だいぶ悪くなっていて、人工関節を入れることになります」。あと2日間の目標は?「何とか歩いてきます。楽しくやりたい」と終始笑顔だった。