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シニアツアー

〔いわさき白露シニア〕25日から今季シニア最終戦開催!前年覇者・溝口が必死で戦いに挑む

2021年11月24日

 今季シニアツアー最終戦となる「第9回いわさき白露シニアゴルフトーナメント」が、鹿児島県にあるいぶすきゴルフクラブ(7,052yard/Par72)で、25日から3日間行われる。大会には歴代優勝者の室田淳、倉本昌弘、寺西明、鈴木亨、川岸良兼、溝口英二や、尾崎直道、井戸木鴻樹、深堀圭一郎というベテランプロ計72名が参加。有観客大会として開催する。大会の模様はYouTubeチャンネル”Iwasaki Resorts”で、3日間配信される。

 溝口英二(56)がディフェンディングチャンピオンとして「必死」にプレーする。

 「連覇ができるのは僕だけですから、気合入れて、失礼のないように必死にやりますよ」という。今年は納得のいかない1年だっただけに、締めくくりとして「ディフェンディングチャンピオン」という肩書を発奮材料にしている。

 今年は3月から右肩がいわゆる「五十肩」の兆候がでた。5月には「シニアになって収まっていた持病の腰痛がでて」と、初日にいいスコアを出しても続かない試合が続いた。「原因が分かればいいんですけど分からなくて」と、マッサージをしたり、注射を打ったり、湿布をしたり…いろいろと試してきた。追い打ちをかけるように9月ごろから五十肩が悪化。テークバックが肩までぐらいにしか上がらなくなった。

 「しょうがないと思ってゴルフをしたことはなかったんですけど、今年ばかりはしょうがないって思うんです」という。当たらない、集中できない1年間だったと振り返る。

 だからこそ、最後のこの試合が本人にとっては大事になる。現在賞金ランク41位で賞金シード権圏内(34位以内)に届いていない。「この試合は賞金も高いし、ありがたい試合で感謝しています。そう簡単に上位に行けるとは思わないですが、まだ可能性はある」と、優勝したコースで自分に期待もしている。