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シニアツアー

【コスモヘルスカップ/前日】グランド世代!ホストプロ芹澤、前年覇者水巻が上位進出を狙う

2021年11月04日

 練習ラウンドを楽しそうにプレーしているように見えたのが、ホストプロとして大会を迎える芹澤信雄だった。

 今年2月からコスモヘルスサポート契約プロとなり、自宅では酸素付きリラクゼーションチェア「オーツーチェア プラス」を愛用している。「コロナ禍で非常事態宣言中は一日30分以上を毎日、ツアー再開後は転戦先から帰って来ると必ず利用しています。椅子に座っているだけで血行がよくなり、体が軽くなって行く。フワッーと疲れが吹き飛んでくれるのでとても助かっています」。

 

 今秋、男子ツアー「東海クラシック」のテレビ解説をした際、移動式治療室「ツアー・フィットネス・カー」にも設置されていることを聞きつけ、仕事の合間に利用したそうだ。

 

 アンバサーダーの恩恵に浴し、体調はすこぶる良く、さらには開催コースが今大会から平川カントリークラブに変わったことでモチベーションは高まっている。「僕がシニアツアー初優勝を遂げた富士フイルムシニアの開催コースがこの平川(CC)ですからね。もう11年前(2010年)のことですけど、ホント昨日のことのように思い出される。勝った試合だけにコースに対しても好印象しか残っていません。ティーに立って違和感も不安感も覚えない。ショットイメージが思い描きやすい」。精神的にも肉体的にも充実した状態で大会を迎えられたホストプロ。「もちろん、目指していますよ!この位置を」。そう言って最終18番グリーン右奥のリーダーズボードに駆け上がり、バッシッと指さした。

 芹澤と同じくらい今大会を楽しみにしているのが前年大会覇者の水巻善典だ。「60歳を過ぎて優勝させてもらいましたし、今年もまた試合を開催してもらえてとても喜んでいます。優勝副賞のゆりかごがいいんですよ。去年は『副賞でもらえるの?』と思ったらパットがいきなり入りだしたので、今年も副賞を飾っておいてもらえると有難いな」。


 連覇に向けて水巻は痴愚のように話した。「優勝するなんて偶然。プロゴルファーはみんな上手なんだし、最終日トップから3打差くらいの順位なら誰にでも優勝チャンスがある。でも、初日に出遅れると優勝の可能性が少なくなるので、実力以上に上手くスタートできるかどうか、去年の大会以上に笑ってプレーできるかがカギだと思います」。

 新たな大会舞台が、誰に笑顔をもたらすのか。