宮瀬博文(50)が後半伸ばして通算8アンダーで3位となった。
「絶好調でした。いいゴルフができました」と、最後に延ばし切れず、首位の篠崎を捕まえられなかったが、本人は納得の表情をみせた。4アンダーで折り返した後半、11番パー5で第3打を1メートル、12番パー3ではピン右上5メートルのいいパットを沈める連続バーディー。14、15番ではともに3メートルを入れ5ホールで4つ伸ばし、8アンダーにして優勝争いに加わった。
篠崎、細川が9アンダーだった最終18番、第2打で「9アンダーにするにはグリーン左手前に置けばと思ったんですけど右に行って」と思惑通りに行かず、第3打で3.5メートルと寄せきれずに、そのままフィニッシュした。
シニアデビュー後、シニアのセッティングの中でも特にグリーン上で悩んできた。「先週は中尺パターを使って入らず、今週は長尺ですこし入った。長尺、中尺行ったり来たりで、今さらですけど、クラブを決めきれなかったのが良くなかった」という。それでも、持ち味のショットに関しては「フィニッシュを取れないような時もあるけど、内容的にはいい。よくなっていると思います」と、初優勝に向けて明るい材料はある。
「一喜一憂しすぎの面があるんでバーディー外しても『ぜーんぜん気にしないもん』って思うようにしようかなと」と笑う。これまでより笑顔が多く出ていた。ルーキーイヤーはあと2試合だが、何か予感を感じさせる3位になった。