相澤敏弘(54)が18ホールを24パットで収めて、5アンダーをマークし2位タイグループに入った。
「パターがよかったのにつきますね。24パットなんて久びさ。打たなきゃと思っていたのを、ボールが転がるイメージを描いて打つように変えてみたんです」とニコニコ、上機嫌だ。インスタートの11、13番でともに1.5メートルを入れてバーディーが先行。17番ではバンカーから15ヤードを直接放り込むバーディー。18番で2.5メートルを沈めて4アンダーで折り返した。1番で取って5アンダーグループに。しかし、4番で落とし穴にはまる。左の林に打ち込み、木に当てて8番ホールに飛び、また木に当たって…ダブルボギーをたたいた。それでも流れは手放さなかった。5番で「16歩ありました」というロングパットを沈め、6番で2メートルにつける連続バーディで、すぐにダブルボギーを帳消しにした。
今季は12試合に出場してトップ10が1度、賞金ランク48位と低迷している。「ふがいない成績なんです」。何か原因は?「下手だからです(笑い)」。今日いいゴルフができたのは?「だらしない性格なんで、見かねた森田(徹)から『風ぐらいちゃんと調べないとだめですよ』って言われて、ネットで風を調べてきた。午後2時ごろに南東から北西に変わるっていうので、気にしてプレーしていました。ちょうど(バーディーを取った)5,6番あたりで変わった」と、風の読みが当たったのも、スコアに貢献した。
最終日、優勝争いです。「緊張しないでやりたい。びっくり仰天、となるように頑張ってみます」。明らかに狙っている。