桑原克典(52)が、20年ぶりにエースキャディーを帯同して、5アンダー2位スタートした。
この試合でタッグを組んだのが、1998年に日本プロマッチプレーを制するなど、2000年前後に5年ほどキャディーを務めてもらった森本真祐キャディー(48)。女子ツアーでも活躍し、レギュラーツアーなどを合わせて34勝に貢献している。「若いころはお互いにガツガツしていたけど、きょうは長いクラブで軽く打とうとか、ここは刻もうとか。あの頃なら、行け、とか、刻むのかよ、とか言い合っていたんですけど、お互い年を取って(笑い)、肩の力が抜けて、楽しくやれた」と、息がぴったりと合った。
3アンダーで折り返した後、10番で3メートル、14番で「いいのが入った」と5メートルを入れた。最終18番でも2メートルにつけて6バーディー、1ボギーのラウンド。「ナイスです。今週はゴルフもよくなってきているし、全部がいい感じ」と振り返った。森本キャディーも「若い時はピリピリしていたのに、シニアになると雰囲気が変わって、明るくなっている」と話す。
せっかくのコンビ復活の試合、シニア初優勝を目指したい。「そうですよね。そんなに優勝のチャンスがあるとは思っていないので。シニアになると、あきらめが早くなるんで(笑い)。そこだけは気をつけたい」。初優勝にふさわしいコンビ復活となるか。