伊澤利光(53)が、2年越しの大会連覇に挑む。「連覇は狙いますよ」と2019年に続く優勝がターゲットだ。
福岡県在住ではあるが、福岡CC和白Cは大会以外では回ったことがなかった。今年の大会出場権を争うアマチュアの予選に出る知人のために、一緒に回ったのが「実はプライベートで初めて」というが、この日プロアマ戦で回った優勝コースは「覚えていた」と話した。
コース攻略のポイントはどこにあるのだろう。「ここは風ですね。ティーとグリーンで風が逆とか、今日(プロアマ戦)でもありましたし、思ったよりスコアが伸びないのは風だと思います」と警戒する。「グリーンはよみづらい感はないですね」と、現在平均パット数ランク1位(1.6991)の強みをみせそうだ。
先週のISPSハンダで閃いて始めた「ゆる感グリップ」は、現在も模索中。「ゆるく握った方が、曲がる時は曲がりが大きい気はする。でも、スピン量がヘ減って、アイアンの距離感は合う。あれっというミスがなくなっているので、あとは曲りを抑えること。やめる気はありません」と、モノにしようとしている。
6501ヤード(パー72)と比較的距離が短く、砲台で小さなグリーンのコースは、アイアン勝負の部分がある。「普通に打てば残りはショートアイアンになる。勝負はフェアウエイに行っての話」と、試行錯誤の中で連覇を目指す。