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シニアツアー

〔ISPSハンダグレートシニア/FR〕最終18番でイーグルを決めたキングオブシニア寺西が単独4位

2021年10月24日

 寺西明(55)は、最後の最後でフラストレーションを解消した。最終18番パー5。第2打でグリーン左にこぼした。18ヤードのアプローチは「得意のショットで、スピンをかけて打つ」という60度のサンドウエッジを開いて、上げて止めるアプローチがカップに吸い込まれた瞬間、ギャラリーの歓声にこたえて万歳。すっきりした様子でグリーン上を後にした。

「フラストレーションをためずに、最終組で楽しみたい」と話していたが、篠崎、丸山、マークセンが伸ばす中「僕1人が蚊帳の外。こんなに面白くない最終組ってあるんですか」と振り返るほど、前半は6番でバーディーを奪ったが、伸ばし合いに参加できずにフラストレーションがたまっていた。首位に4打差がついての最終ホールで「打った瞬間、これはいいんじゃないかと思いました。フラストレーションが一発で解消。単独4位に上がれましたし」と、笑顔を見せた。

「今日は篠崎のナイスプレー。そして自分のふがいなさ・・・。今日もパー5で3つスコアを伸ばせなかったのがね・・・。まあ、それもゴルフですし、最後にボーナスになったのもゴルフやから」。最終ラウンドを冷静に振り返り、寺西は言葉をかみしめた。