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シニアツアー

〔ISPSハンダグレートシニア/2R〕調子が戻ってきた寺西、首位1打差で最終日最終組

2021年10月23日

 寺西明(55)は、フラストレーションを解消したい。「出だしは最高だったんですけどね」と、1番で50センチにつけ、2番パー5では2オンして連続バーディースタート。9番パー5でも2オンしてバーディーと、前半で3つスコアを伸ばし、いったんは首位にも立った。

 しかし…「つまずきだすと、うまくいかない」と振り返るように、10番で激しい通り雨の中で打つ不運もあったが「飛ばない、寄らない、入らない」でボギーにしてからリズムが悪くなった。そこから思うようなチャンスをつくれず、7アンダーからスコアを伸ばせなかった。「最後の18番は取らなあかんですよね。フラストレーションがたまる一日でした」と振り返った。

 それでも、強風と低温もあってスコアが伸びず、首位に1打差の3位と優勝のチャンスはつかんでいる。「それが唯一の救いですね」という。トップのスコアも気になり「マークセンは?」と尋ねて、8アンダーフィニッシュと聞き、最終組になることも分かって「やっぱり最終組には入りたいですよ。ゆっくり回りたい。とりあえず、楽しめるのがいいじゃないですか」と話した。

 最終日にフラストレーションがたまらないようにするには?「アイアンのシャフトを換えてから調子はいい」と、日本プロシニアから替えた軟らかめのシャフトに慣れてきている。「あとはメンタルの部分かな。余計なことをしなければ、勝てると思う」。開幕戦以来の優勝が、一番のフラストレーション解消になる。