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シニアツアー

〔トラストグループ杯佐世保シニアOP/1R〕休養十分!崎山が5年ぶりの優勝を目指す

2021年10月16日

 「スタート時間に恵まれてのスコアです!」。スコアカード提出所から出て来た崎山武志は開口一番にそう言い切った。

 午前8時00分。インコース1番組から出た崎山は10番パー4ホールの2打目をピンそば60センチにピタリと止めてタップインでのバーディースタートを切った。13番パー4ホールでは3パットのボギーを打ったものの、続く14番パー4ホールでは2メートル、17番パー4ホールでも2メートルのバーディーパットをきっちり決めて2アンダーで折り返した。後半の1番パー4ホールでは2・5メートル、4番パー4ホールでは1メートルの距離をカップインさせて2バーディー。後半はボギーを打つことなくフィニッシュし、5バーディー・1ボギーの68で2位に着けた、首位とは1打差で最終日を迎える。

 「後半は風雨が強まりましたが、なにせ1番スタートでしたからさほどの影響を受けずに済みました。休養十分ですから、体の心配はありません」。実は先週の日本プロゴルフシニア選手権は、腰痛から欠場した。「4年前に腰を痛めて以来、腰痛再発の予感がした時は躊躇せずに休むことにしているんです。日本プロシニア…それは出場したしたかったですよ。ツアーも残り試合数が少なくなってきていますからね。でも、腰痛がぶり返したら取り返しがつきません」。勇気ある決断が、奏効したのかも知れない。

 最終日は、この日とは正反対の最終スタートとなる。「最終日の、それもアウトコースでの一番遅いスタートには意義があります。優勝に近いってことですから、今日とは違ってドキドキ、ハラハラしながらプレーすることになりますが、それを楽しみながら結果にもこだわりたいですね」。明日は、一番遅くスタートして一番になる!2016年スターツシニア以来、5年ぶりの優勝達成に崎山が挑む。