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シニアツアー

【日本シニアオープン/3R】深堀が単独2位浮上!日本タイトル戦で勝ち切りたい

2021年09月18日

 最終組1つ前でプレーをした深堀圭一郎は「長い1日でしたね、だけど、それなりの位置で終えられて良かった」と、ホールアウト後インタビューで口を開いた。第3ラウンドは、台風14号の影響で低気圧が発達し、だんだんと山間部には霧が深くたちこめた。12時46分に濃霧のため一時競技を中断。14分後には競技再開したものの、13時38分には2度目の競技中断。28分後に競技再開のサイレンが鳴った。実際のところホールによって霧の立ち込め方が変わるため、ラスト2組は標高差の高いホールでプレーしていたこともあり、深い霧でティーショットが打てずに進行も止まり、後半スタートの選手にとっては体力勝負の長い1日となった。

 

 深堀は4番パー4でバーディーを先行させたが、以降はチャンスを決めきれずにフロントナインは1アンダーで後半へ。10番パー4はボギーでスコアを落としたが、12番パー4をバーディー奪取。13番パー5ではチップインイーグルでスコアを伸ばす。身体の動きも良くなり、16番パー3で3つ目のバーディー。この日は67ストローク、通算9アンダーで最終日最終組の日本タイトル争いに挑むことになった。

 

 「前半のスタートホールからしっかりやります。僕がいくら明日伸ばしても、上位が良いゴルフをしたら届かないですしね。最終ラウンドのバックナイン入って、どういう展開になるのかが、楽しみです。シニアツアーというステージは、まったく気が抜けない真剣勝負の見事な舞台。優勝のチャンスを掴んだら良いゴルフをやり切りたい、勝ち切りたいです」。

 公式戦の勝者だけが、公式戦独特の勝ち方、楽しみ方を知っているのだ。

 首位の手嶋とは5ストローク差で最終日を迎えることになる。「そうですね、ストローク差はついていますが、(手嶋)多一とは同級生ですし、昔から知っている仲。楽しく、激しく、シニアオープンのタイトル争いがしたい」。2003年の日本オープンタイトルを獲得してから18年を経て、シニア3年目の深堀が、日本シニアオープンタイトル合戦を面白くする。