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シニアツアー

【日本シニアオープン/3R】気付けばマークセンが8アンダー2位タイ!4度目タイトル奪取を目指す

2021年09月18日

 第3ラウンドできっちりゴルフを修正してきたのが、2016年から3年連続で日本タイトルの座を譲らなかったプラヤド・マークセン(55)。5バーディー・ボギーフリーでスコアを伸ばし、首位5打差2位タイの好位置につけた。

4番パー4、5番パー3ホールでは1ピンの距離につけ連続バーディー。さらに6番パー4でも1メートルのバーディーパットを沈め、前半を32ストロークでターン。後半13番パー5では2オンに成功。4ヤードほどの距離を外しイーグルは逃すものの、17番パー4でさらにバーディーを重ね5つスコアを伸ばしたのだった。なんと14ホール中10ホールでしっかりドライバークラブを選択した。さらにグリップも、2年ぶりに「クロスハンドグリップ」に変更したことで、これまでのコースマネジメントとは打って代わり、プレー全体に自信が溢れてきた。

 

 今年5月に来日してからのマークセンは、ゴルフに精彩を欠いていた。最高位は6月のすまいーだカップで2位。真夏のファンケルクラシックでは61位というまれにみる不調な成績で、周囲を驚かせた。2020年はコロナ禍で来日が叶わなかったこともあり、体力的にも精神的にも、大きな試合に向き合うための感覚を取り戻すのに時間がかかった。

先週のコマツオープンでは5位タイ。マークセンにとっては調子が維持できるので、シニアツアー連戦続きの方がむしろ戦いがいを感じている。日本シニアオープン4勝目を実現できる絶好のチャンスだ。

「今朝からクロスハンドグリップに変えたら、うまくパッティングが決まってくれて、ショット全体の調子が出てきました。最終日もタイトル4冠に向けて頑張りたい」。ムービングサタデーに、強いマークセンが少しずつ動き出した。