「上々すぎるスタートでしょう」と話してくれたのが、4アンダー4位タイで初日を終えた相澤敏弘(54)。
1番スタートした相澤は、出だしホールで8メートルの上りフックラインを決め、流れに乗りたいところだったが、2番でティーショットをラフに入れてボギー。続く3番では、セカンドショットでスプリンクラーに記載されていた残り距離を読み間違えたが、なんとかパーで凌いだ。6番ではボギーとしたが、7番でバーディーとしバウンスバック。前半をイーブンで折り返すと、10番、13番でバーディー。14番をボギーとしたが、15番でバーディーを奪い、もう一度バウンスバックに成功。16、18番でもバーディーとし、4アンダーでフィッシュした。
「フェアウェイを外さないことがこのスコアです。どの試合もそうですが、一番重要なことなのです」。
今日のボギーホールは全てフェアウェイを外したホールだった。今大会のラフは80ミリメートルで刈り止めをしているが、実際はもう少し長い。公式戦ならではのコースセッティングということもあって、ラフへの攻略が求められる。それでも、フェアウェイキープは大前提だ。
このコースでのティーショットはドライバー、フェアウェイウッドを使い分けることがコースマネジメントの決め手でもあるが、「色んなクラブでティーショットを打つ練習もしてきているので、明日もフェアウェイキープを大切していきたい」。曲げないことが上位での決勝ラウンド進出への条件となる。
レギュラー時代はなかなか結果を残せず、2019年シニアオープンには出場しているが、2020年は出場できず。今シーズンはシニアツアー最終予選会で上位の成績となり、開幕戦からシニアツアーに参戦している。名前のある実力者ばかりのシニアツアーで「最初は緊張の連続でしたが、最近はやっと慣れてきました」。今シーズンはまだ中盤戦、今まで積み上げてきた実力をこれから少しずつ発揮したいところだ。