7バーディー・2ボギーの67をマークした羽川豊が、首位と2打差の通算8アンダー・4位タイに順位を上げ、明日の最終日を迎える。
アウトコースからスタートし、3番ホールでバーディーを先行させたものの、4番ホールを「寄らず入らず」のボギーにしてしまう。しかし、5、6番ホールでの連続バーディーで息を吹き返し、9番ホールでもバーディーパットをねじ込んだ。
この日のハイライトは後半インコースに入っての12番パー3ホール。グリーンキャッチしてのバーディーパット。その距離はカップまで25メートルもあったのだ。「長いパットが入りました。もう10年ぶりくらいに入ったね(笑)。こんなことも、あるんだね」。ロングパットを一発で入ったことから、気分はアゲアゲとなった。13番パー4ホールでもバーディーパットが決まり、さらに上位進出しそうな気配もあったが、17番パー4ホールで距離80センチのパーパットを決め切れずにボギーにしてしまう。
最終18番パー5ホールで手堅くバーディーを奪い、明日につながるフィニッシュを遂げた。「50歳代の選手は、飛ぶからやっぱりいいよね。僕は2打目をショートアイアンで、攻められるホールでバーディーを取らないといけない。パットがここのところずっと入ってくれなくて……。3パットしましたが今日は長いパットが入ったり、昨日もロングパットが2回も決まったりしてくれた。3、4メートルくらいのパットが入って流れは良くなりましたね。明日も頑張って行きます」。
2014年ファンケルクラシック以来、シニアツアー優勝から遠ざかっている羽川。60代選手として今季初優勝を飾れるかに注目が集まる。プレーの流れを引き込むロングパットでの一発カップインを明日もまた決められたなら、Vチャンスは大だ。