秋葉真一(56)があと一歩で逆転優勝を逃した。1打差で森田を追う18番パー5。イーグル1発で逆転もある。「分かっていました。イーグルしかないと思ってティーショットを打ったんですけど、ちょっとプッシュしてしまった」。右の林に入れ、フェアウエーに出すだけしかなかった。3打目で10メートルほどにつけ、入れればその時点で追いつくバーディーパットがわずかに外れた。
首位に1打差でスタートし、じっとチャンスをうかがっていた最終日。2番で2メートルのバーディーを決めた。しかし、5,6メートルのチャンスをものにできずのホールを重ねた。11、16番で取って8アンダーとし、この時点で森田に1打差に迫り、最終ホールに望みを託せるまでは粘った。
「途中まで倉本さんが久しぶりに優勝するんだろうなあと思ってプレーしていた。前半、パターが打てなかったんで…。(2位は)少しでも上に行こうと思った結果でした」と、ボギーなしの69のラウンドを振り返った。
先週のファンケルクラシックではプレーオフで敗れたが、2週連続2位を確保した。今季はなかなか調子が上がっていなかったが、夏場にきて賞金ランクをグイッと上げて、7位まで浮上した。「1週空いて、コマツオープン、日本シニアオープンと大きな試合が続くんで、この調子を維持していきたいですね」。これから「秋葉の秋シーズン」が楽しみになってきた。