倉本昌弘PGA会長(65)が6アンダー66をマークして首位に並んだ。ホールアウトするなり「あと1ストローク、足りないんだよ」と、エージシュートを出し切れずに悔しがった。11日後の9月9日が66歳の誕生日。限りなくエージシュートに近づいたのだが…。
前半、チャンスをいくつも作ったが1バーディーで折り返した。11番パー5で6メートルに2オンしてバーディー、12、13番と1メートルの3連続バーディーで勢いが出た。15番で1メートルにつけ、最終18番では「今日一番長いバーディーパット」という3メートルを沈めた。インは31で回った。
「このところ、あと1ストロークで(エージシュートを)を逃している。前半外しすぎでした」と振り返る。前半のチャンスで取れていたら、といえるが、「もうエージシュートは無理なんで、少しでもいいスコアと思った」というのが後半の爆発になったのかもしれない。
この日は同じ1955年(昭和30年)生まれのスキー界のレジェンド、海和俊宏と同組。「スキーをしたり、ゴルフをしたり」という仲で「海和君はゴルフもうまい。ただ、一緒に回るのには恐縮していましたけど」と笑った。いいところをみせられたようだ。
最終日、2年ぶりの優勝に向けては「頑張ります」と、言葉少なだった。