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シニアツアー

【モア サプライズカップ2021/1R】冨永浩が5アンダー単独首位スタート

2021年07月29日

 シニアツアー第6戦目「北海道ブルックス MORE SURPRISE CUP」の第1ラウンド。首位に立ったのは、6アンダー1ボギー5アンダー67で回った冨永浩。1打差2位には、手嶋多一、山添昌良、シニアルーキー細川和彦が続いている。大会ホストプロの高見和宏は2アンダー9位スタートと逆転チャンスを狙う。

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 塚田好宣が8位タイと大健闘した全英シニアオープンのテレビ解説を終え、現地入りしたのが冨永浩。初日18ホールを終え、ニコニコ顏でスコアカード提出所に足を運んだ。笑みの理由はこの日のベストスコアを出せたからだ。6バーディー・1ボギー67、5アンダーをマークして単独首位に立った。「調子が良いから好スコアを出せるとは限らないし、不調でもラウンドしてみたらスコアが出ることがある。それがゴルフですよね」。そう前置きし、「練習ラウンドと同じような風だったので、大きなミスがありませんでした。ティーショットもグリーンもセンター狙い。それが奏功した感じですよ」と続けた。

 今年2月に還暦を迎えた冨永だが、シード復活を目指して臨んだファイナルQTでは1位の座を射止め、今季ツアーに臨んでいる。「出だし3番ホールでカップまで8メートルの寄せをチップインできたのが大きかった。次の4番ホールでは1.5メートル、6番ホールでは5メートルのバーディーパットを決められましたからね」。

 8番ホールではこの日唯一のボギーを打ってしまったが、後半も順調にスコアを伸ばし、通算4アンダーで最終18番ホールを迎えた。「1打でもスコアを縮めて上がりたい気持ちもありましたが、まずはボギーを打たないようにプレーしただけです」と相変わらず謙虚な冨永。それでいてバーディーフィニッシュをしっかり遂げている。

 明日の最終日は、自身2度目の単独首位で迎える。「好不調に関わらず、ゴルフはプレーしてみなければ(結果は)分からないですからね。これまで自分がして来たことをやり切るだけです」と控えめだ。テレビ解説者としてではなく、マイクの前でウイナーズスピーチをする冨永の姿を見たいファンは多いはずだ。最終ラウンドで大爆発ゴルフに期待したい。