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シニアツアー

【モア サプライズカップ2021/1R】2位タイ好スタート山添昌良はシニア4勝目を狙う

2021年07月29日

 山添昌良は3バーディー・1ボギーで17番パー5ホールを迎えた。「仕上がりがとても素晴らしく、奇麗なグリーンだったので気持ち良くパットが打てていました」。バーディーを先行させてのプレーで波に乗っていたのは確かだった。17番ホールのティーショットもフェアウエイを捕らえた。ピンまで残り207ヤード。5番アイアンを選択した。5番パー3ホールでは、4番アイアンと5番アイアンのクラブ選択に逡巡し、5番アイアンでティーショットしたが、ミスしていた。「フック風なのにボールをしっかり捕まえるように振ってしまって、グリーン左サイドに外し、2打目を寄せ切れず、3打目のパーパットを入れ切れませんでした」と山添は痛恨のボギーを振り返った。

 その一打の感覚を払拭するためにも、5番アイアンで納得できるショットを打ちたかった。放たれたボールはピンを筋った。ピン奥6メートルにツーオン成功。下りのストレートライン。山添はカップど真ん中からボールを沈めた。「聞いてください。実は今季初めてのイーグル奪取です。やっぱり、嬉しいですよ」と山添は目を細めた。

 首位と1打差の2位タイで迎える明日の最終日。2019年すまいーだカップシニア以来のシニアツアー通算4勝目を手にするチャンスだ。

 練習日に今季スターツシニアで優勝している谷口徹、ステディープレーの深堀圭一郎とラウンドし、「多くのことを学べた」効果が早くも出たようだ。「勝負はグリーン上、パットになるでしょうね。素晴らしいグリーンなので、ストロークを緩ませず、しっかり打ち続けることができるかですね」。4勝目「達成」の扉をこじ開けるカギを山添はしっかり持っている。