NEWS
シニアツアー

【すまいーだカップ・FR】シニア初優勝は次回へ持ち越し!丸山は伸ばせず3位

2021年06月05日

 丸山大輔(50)が、惜しくもシニアデビュー3戦目での優勝を逃した。ウィラチャン、マークセンのタイ勢との最終組。前日までスキがなかった11アンダーの首位ウィラチャンが崩れ、マークセンも1番で20メートルを入れたが、その後はパッティング不振でスコアが伸びなかった。3番でバーディーを取って8アンダーとしていた丸山は、7番パー3で池に打ち込んで落としたウィラチャン、マークセンと並んだ。「並んだ時点で、(逆転Vの)雰囲気はあったんですけど」と振り返る。

 ウィラチャンに1打差で迎えた12番で落とし穴があった。第2打で9番アイアンを手にし「ピンを狙うか、右を狙うかで迷って」と打ったが、ボールは左に飛んで池に入った。ボギーに収めたが、ここで2打差がついた。15番パー5のバーディーで9アンダーとしたが、ウィラチャン、マークセンもバーディーで差を縮められず。そのまま押し切られた。

 シニア3試合目で最終組での優勝争いを味わった。「残念。昨日よりも体の切れが悪くて、アイアンが上からドンと入ってしまう感じで」という。パーオンしても5、6メートルのことが多く「チャンスとは言えないような感じで、これが半分、3分の2の距離についてくれていたら」と悔いが残った。

 それでも、若いころにアジアンツアーで戦った相手とのシニアでの再戦は、丸山にとっては意味あるものだった。「2人とも昔と変わらないなと。ソツがないし、下手なものもない。スコア以上に差がある感じがした」といい「でも、これからの財産になると思います。彼らと戦うのは、逆転は難しいから、こっちがリードして無理をさせる状況を作らないと」と、次回対戦への手ごたえはつかんだ。