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シニアツアー

【ノジマチャンピオン杯/1R】2位につけた伊澤、虎視眈々とシニア2勝目を狙う

2021年04月15日

 最大の敵は花粉!? 伊澤利光(53)が6アンダー66で2位発進し、シニア2勝目へ向けて好位置につけた。「今日は全体的によかったですね。特にパターがよかった」と振り返る。

 4番で左手前のバンカーに入れたが、そこから約30ヤードを直接入れるバーディーで気持ちも乗った。5番パー5で2メートルを入れる連続バーディー。6番で3パットのボギーがもったいなかったが、7番で1メートルにつけて取り返す。インに入ってもショットが好調で11、15、17番を取り、最終18番では4メートルを入れる連続バーディーのフィニッシュで最終日につなげた。

 この大会、一昨年に初出場した際、優勝争いの一角にいながら最終日に途中棄権している。「リーダーボードの左側(上位)だったんですけどね。花粉症がひどくなって最後のハーフはもう行けなくて…」という苦い思い出がある。花粉症とは21歳からの付き合いで「今でも忘れないのが、新人戦の朝に『これどうした?』」ってなって、鼻水が止まらないからトイレットペーパー1 つ持っていったら 18 ホールで使い切ってしまった。後で知人に聞いたら花粉症じゃないかって。知らなかった」と笑う。

 以後、毎年2月に必ず予防注射を打ち、今年は顔にかけると花粉からガードされるというスプレーを買って「マスクとダブルでやったんですけど一緒、全然だめ」と、花粉の季節終盤にきても苦しみは変わっていない。

 2勝目を狙う最終日。「優勝するために練習してますから、もちろん意識はしていますよ」。では最大の敵は花粉?「そう、そういうことです」と即答した。