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シニアツアー

<金秀Sシニア・1R> リベンジを果たしたい!1アンダーで海老原が首位

2021年04月09日

 昨年12月の「ひやみかちスーパーシニア2020」で海老原清治を1打抑え、通算3アンダーで優勝したのが初見充宣。日本プロゴルフゴールドシニア選手権に続く年間2勝を飾った。大会2連覇を目指しての第1ラウンドは1イーグル・1バーディー・3ボギー70のパープレーにスコアをまとめた。「グリーンの仕上がりが素晴らしく、選手としては手こずりました。特にラインを読むのが難しかった。速いラインのパットだと思って打つとショートしたし、順目と逆目のタッチの差が激しかった」。初見はショットの良さを生かし切れなかったことを悔やんだ。

 それでも12番パー5ホールでは、ピンまで残り220ヤードの2打目を5番ウッドでツーオンさせ、12メートルのイーグルパットをねじ込んでいる。「距離のあるパットの方がインパクトを緩めず、しっかり打つから入ってくれるんですよ」と笑顔をこぼした。

 そんな初見の後ろの組でラウンドしていた海老原は、最終18番パー5ホールで2メートルのバーディーパットをしっかりねじ込んでホールアウト。3バーディー・2ボギー71の1アンダーはエージシュートも達成し、単独首位に立ったのだった。

「去年(大会)は1打差で初見に負けたからね。その悔しさからこのオフは、いつも以上にラウンドし、練習をしてきたよ。1ヤードでも2ヤードでも飛距離を伸ばし、方向の安定性も狙ってスイングに磨きを掛けたんだよね。お陰で今日はゴルフが楽だった。飛んでいたよ。アイアンの縦の距離が微妙に合わなかったホールもあるけれど、グリーンを外してもパターで打てる許容範囲だった(笑)。イメージどおりのショットが打てているから明日の最終ラウンドは楽しみだね」。

 リベンジに燃える海老原が、4カ月前の「借り」を初見に返す準備は整ったようだ。

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