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【新人戦・富士可児カップ/1R】68ストロークは自分のコースベスト!大澤が首位タイ

2021年12月23日

「昨日の練習ラウンドでは内容が良くなかったので、初日は何も気にせずスタートするだけでした」と、試合会場の富士カントリー可児クラブ可児ゴルフ場から車で20分ほどの距離に住む大澤は前置きした。隣県の愛知に自宅があるので、大澤にとって昔からこのチャンピオンコースで練習する機会があった。しかしサードクオリファイングトーナメントでは、この会場を選択するものの、なかなか予選通過出来ず、大澤にとって良い印象なかったという。

 ティーショットはある程度、戦略がイメージできるポジションに置けばいい、フェアウェイをキープすればいい、というざっくりした目標でティーインググランドに立った。1番パー4ホールはセカンド130ヤードをピッチングウェッジで1メートルに着けてバーディー。3番パー4でも2メートルを沈めて2つ目のバーディー。しかし、5番パー4ではセカンドショットがバンカーへ。凍った足場でショットが安定せずにボギー。8番パー5は、ティーショットを右に曲げてしまい、サードショット残り230ヤードをグリーンに載せるだけで3パットボギー。前半はイーブンパーでバックナインへ向かう。10番パー4は残り95ヤードを2メートルに着けてバーディー。12番パー5では6メートルを沈めてスコアを伸ばす。13番をボギーとしたが、15番パー3では185ヤードを6番アイアンで1ピンに着けてスコアを戻す。17、18番と連続バーディーフィニッシュ。後半は得意とするミドルアイアンの精度が光り、終わってみれば68ストローク4アンダーでトップタイと好スタートを切った。

 

 「今はティーショットが課題でして、どう向き合うかまだ手探りしています。このコースはタテ距離をしっかり打っていく、狙うポジションを外さないことが求められますから、そのあたりは最後まで緊張感を持って挑みたい」と目標を定める。「相性の悪いコースイメージを、ひとつクリアできました。コースベストが出たので嬉しいです」。最終ラウンドに向けて「これ以上、難しいコンディションになってほしくはないですが、とにかく最終日は大きなプレッシャーの中で、課題のティーショットが少しでも良くなってくれれば」。大澤は自分のゴルフプレー、スイングを信じれば、おのずと結果がついてくる。