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【新人戦・富士可児カップ/1R】首位1打差4位タイにつけた青木龍一と葛城史馬

2021年12月23日

  初日3アンダーに青木龍一(33)が首位1打差の4位タイにつけた。

1番スタートで1番、2番とパーとしたが、「先週1週間入会セミナーを受講していて、全然ゴルフができてなかった。こんなミスでるのかな」と振り返った3番ホール。2打目をバンカーに入れてしまい、ボギーにしてまう。「でもボギーが先にきたことで自分の中で切り替えられたというか、スイッチが入りました」。1つのミスが、自分のゴルフを思い出すきっかけとなった。

 7番で3メートル、8番では3メートルのバーディーを沈めた。9番は3打目のアプローチが寄らずにボギーにしてしまい、前半はイーブンパーで折り返す。折り返しの10番で4メートル決め、14番では4メートル、16番は10メートルのラインを沈めた。

「今日良かったことは、ボギーが最初にきたんですが、上手く切替られたこと。そして同伴競技者に昔から仲の良い富村君がいて、プレーしやすかった」。気の知れた仲間がいたこともプラスに働いた。

 2021年は「プロテストを合格し、PGA資格を取得したこと」と振り返る。首位と1打差の3アンダーで最終日を迎え「とにかく楽しむことを大切にし、今年最後の試合を噛みしめながらやりたいです」。青木は今大会出場選手の最年長で、プロ活動は9年目となる。これまで積み上げてきた経験を明日のラウンドに繋げ、もう一つ上のポジションを目指したいところだ。

 同じく4位タイとしたのが葛城史馬(24)。前半は1ボギーの1オーバーで折り返した。スコアが伸びない原因を考えて、自分のスイングを振り返った。「前半はショットが曲がっていて・・・・よく考えたらアドレスで右を向いていたことに気づきました」。バックナインに入り、修正点に気づくことができた。

 後半のインコースは12番、14番で1ピンの距離をバーディー、16番、17番でも連続バーディーを奪い、インコースは32ストローク。初日を3アンダーとした。

 先週の入会セミナーを受講後、本大会までの期間で、大分県に帰省した。ゴルフの先生である城島高原ゴルフクラブ所属の鈴木規夫プロにテストの合格を報告に行ったという。先生からは「優勝して、日本プロの出場資格を取ってこいと言われました」。アマチュア時とは違う、プロとしての激励は、優勝を狙うことだと、先生は教えてくれたのかもしれない。

「明日はスコアとかでなく、優勝を狙いにいきます」。最終日は葛城にとって頂点を目指す一日であり、先生に良い報告を届けたい日でもある。