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【新人戦・富士可児カップ/前日】新人プロゴルファーしょうげんじ、覚えてください

2021年12月22日

「水巻善典プロに出会えたことが、プロ入りを目指すきっかけになりました」。

新人戦大会前日の練習日、生源寺龍憲はアプローチの手を止め、学生時代の話を聞かせてくれた。同志社大学在学中は、シニアツアーシード選手でゴルフ部コーチである水巻プロから、数々の場面でアドバイスを受けてきた。大学4年の時、ようやくこれまでの努力が結実し、関西学生男子会長杯では優勝を飾ることができた。プロとして生活できる、していこうと確信に変わった。しかし初受験の2020年プロテストは2次で予選落ちを期すものの、今年は2度目のプロテスト合格を掴んだ。そしてJGTクオリファイングトーナメントでは46位と、来シーズンはAbemaツアーにフル参戦する。「本当に楽しみです。水巻プロにはプロゴルファーとしての心構えも相談させてもらい、プロとしてたくさんの学びをいただいています。こうやって新人戦に出場させてもらいうことで、改めて水巻プロのアドバイスに感謝しています」と、試合に向けて目を輝かせた。

 

 先週参加した入会セミナーでは、一番前の聴講特等席が指定された。「講義内容はプロゴルファーとして、興味深いものばかりでした。座学は嫌いじゃないのですが、長かったです(笑)。『服装身だしなみ』や『接客マナー』に関する実演形式の講義は、改めて自分の『姿勢』を見直す内容で興味深かったです」と振り返る。「パーソナルカラーがイエロースプリング。新しい自分の発見でした。これからはプロとして『姿勢』を見てもらうことになります」。これまで以上に、気を引き締めていくと決意した。

 生源寺(しょうげんじ)という姓も大変珍しく、全国で150人しかいないという。「インパクトある名前なんです。良くも悪くも覚えてもらいやすくて、ありがたいことです。あ、特に実家がお寺ではないのですが、本家は比叡山の方にあるそうです。いろんな方に、私のプロ活動を知っていただけたら嬉しいです」。プロゴルファーしょうげんじ。プロ1年目は、新人戦でスタートを迎えることになる。