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競技情報

〔TCPゴールドシニア/1R〕谷中宏至が4アンダー単独首位好スタート

2021年11月09日

 今年新設された大会「

第1回PGAティーチングプロゴールドシニア選手権大会

」の第1ラウンド。68歳以上のティーチングプロ資格を持つ30名が参加し、初代チャンピオンの座をかけて戦う。ゴールドの部優勝者には2022年「日本プロゴルフゴールドシニア選手権大会」の出場資格が付与される。

 

 第1ラウンドは早朝からコースに強雨が降り続いていたが、コース整備に時間を要し、予定していたトップ組8時スタートから90分遅らせることになった。しかしスタート時は気温12度で北よりの冷たい風が6メートル吹くプレーには厳しい状況下。

 その中で、2016、2019年関西プロゴルフゴールドシニア選手権大会覇者の谷中宏至(73)が1イーグル4バーディー2ボギーの68ストロークで回り、第1ラウンドを首位発進。エージシュート達成のおまけ付きとなった。

 谷中は10番ホールからスタート。13番パー4ホールで、残り100ヤード程のセカンドショットを9アイアンで軽めに打った球がカップインしてイーグル。続く14番パー4で2メートルに着けてバーディー。16番パー5でも2メートルのバーディーパットを沈めて前半4アンダー。後半に入り1番パー4でバーディー奪取するも、続くホールでボギー。バックナインは2バーディー2ボギーでスコアは伸ばせなかったが、第1ラウンドを4アンダー。2位に3打差をつけ、日本タイトル獲得に向けて好スタートを切った。

「たまたまなんですよ(笑)。今日はたまたま良かったんです」と谷中は謙遜しつつも「短いコースということもありますので、ティーショトはまっすぐに打って、フェアウェイに置くことが鉄則です」と自分のルールを順守する。谷中は10月に福島で開催されたISPSハンダグレートシニアの試合でスーパーシニアの部に出場した。練習もそこそこで挑んだ第1ラウンドは海老原清治、福沢孝秋というベテランプロと同組。しかし思うようなプレーが出来ず、消化不良の2日間で終えてしまった。「悔しかったです。だから今回こそは、という思いもあります」。2度の関西ゴールド覇者が、悔しさを払拭すべくティーチングプロゴールド初代タイトル獲得に挑む。