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〔TCPゴールドシニア/1R〕1アンダー2位の西川貴祥、怖いけど勇気をもって技術試し

2021年11月09日

 第1ラウンドは2バーディー1ボギー。72歳71ストローク、エージシュートを達成し、首位3打差2位に着けたのが、2018年のティーチングプログランドシニアを制した西川貴祥。強風と難グリーンに手こずる選手が続出し、アンダーパーが谷中と西川の2名だけという厳しい一日となった。

「高速グリーンなので、強く打ちたくても打てなかった。最後までタッチが合わせづらかったです」と振り返る。「強く打つにためは勇気が必要。勇気を持つこと自体も怖い。だけど、怖いという心境は、自分の技術を試すべく絶好の機会でもありますから」。西川の考えるゴルフ精神論でもある。

 

 阿山CCでは、西川が守るべく原則があるという。「フェアウェイ、花道、上りパット。とにかくこの3ポイントが絶対ポイントなんです。コースは攻めないとスコアが作れないけど、まずは1つ1つの課題をクリアすることが大事で、1つ1つに『やりきった感』を感じることが試合のだいご味なんです」。

 今年も大好きなゴルフに向き合う、西川にとってワクワクする時間がやってきた。初代タイトル獲得に向けて、最終ラウンドもレッスンする生徒さんたちの見本になれるようなプレーを目指す。