「
第10回PGAティーチングプログランドシニア選手権大会
」が、三重県にある阿山カントリー倶楽部(6,189ヤード/パー72)で、11月9日、10日の2日間行われ、56名が参戦する。出場選手には前年グランド覇者の人見雅人(63)を始め、小林浩二(62)、浜田節夫(61)、近藤年弘(64)といった選手権歴代覇者も出場する。
阿山カンツリー倶楽部は高低差のある丘陵コースで、池をモチーフとした18ホールと難グリーンが特徴だ。ディフェンディングチャンピオンの人見雅人は、先月練習に訪れ、グリーンの大きさと傾斜の読みがコース攻略のポイントになると感じた。さらに、大会前日の練習ラウンドでは、グリーンの硬さやスピードも加わり、メンテナンスの良さに感動した。「この数週間で、コースコンディションが良くなっているのを感じました。PGAの選手権に相応しい状態に仕上がっているのではないでしょうか。こういった環境下で参加できるということは、選手冥利につきます」と練習後の汗をぬぐった。
人見にとってのゴルフとは「幸せな時間」。難コースの試合は、じっくりと戦略を立てて進めるから面白い。「昨年大会で優勝してから、たくさんの人に『チャンピオン』と言っていただき、期待もかけていただいております。だからこそ、今回は戦略を立てながら、それなりの状態で初日を迎えられて幸せです。特にグリーンは難しいのですが、初日から期待に応えられるようなプレーを見せたい。一打一打のショットを大切にすること。大好きなゴルフだから、悔いの無いように戦いたいのです」と、大会の目標を掲げた。
「ゴルフが大好きなんですよ。だから趣味もゴルフですし、それ以外の趣味もいらないと言い切れるくらい、今はゴルフの人生です」。63歳らしい焦らずほどほどのプレーを守ること。人見は大会連覇という偉業に挑戦する。