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シニアツアー

【シニア最終予選/2R】予選会の為にティーショットを磨いてきた日下部が首位1打差2位

2022年03月03日

 第2ラウンドは1アンダー2位からスタートした日下部光隆(53)は、スタート1番ホールのティーショットを放ち、フェアウェイに置いた。これまで重ねてきた練習には自信がある。だからこそ堂々とティーショットを打つことができる。スコアを伸ばすことよりも、このコースではパーセーブでいいと言い聞かせて、一打を進める。

 昨日は完璧なティーショットだった。同じショットは打てないことはわかっているが、コースコンディションや気象条件も日替わりで、プリファードライもなぜかシビアなライばかりになる。一見すると風向きも風速も穏やかなようだが、ビルで跳ね返って流れてくる風は読み切ることが難しい中で渾身のショットだ。

 フロントナインで1つスコアを落としたが、10番パー5で2オンに成功してバーディー。13番パー4ホールは上りの1.5メートルを外してボギー。我慢のプレーが強いられたが16番パー5で再びバーディー奪取。第2ラウンドはイーブンパー、通算1アンダー2位で最終日を迎えることになる。

 日下部は「予選会の会場が決定してから、ショットの精度を上げる練習をしてきました。方向性を安定させていたのです。小回りの利くショットでスコアがまとめられています」。好スコアには練習の裏付けがある。「最終ラウンドは、一打でも伸ばしたい」。ホールアウト後、残す課題があるという日下部は、パッティング感覚を繰り返し練習し、修正に励んでいた。