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シニアツアー

【シニア最終予選/1R】4アンダー単独首位に立つ岩崎幸司、真鍋プロキャディと共に戦う

2022年03月02日

 シニアツアーの出場優先順位を決定する「2022PGAシニアツアー最終予選会」第1ラウンド。初日首位に立ったのは、6バーディー2ボギーで68をマークしたシニア2年目の岩崎幸司(51)。首位3打差2位タイには奥田靖己(61)、水巻善典(63)、白浜育男(63)、真野佳晃(49)ら9名が並ぶ。レギュラーツアーで5勝をあげているシニアルーキー横尾要(49)は、3オーバー25位タイにつけている。

 シニア2年目の岩崎幸司が6バーディー2ボギー68ストローク、トータル4アンダーで単独首位に躍り出た。1番パー5のスタートホールはティーショットを左の林へ入れたが、焦らずアプローチを寄せてパーセーブ。2番パー3は1.5メートルにつけてバーディー。6番パー4で3パットボギーとしたが7番パー5でアプローチを50センチにつけてバウンスバックに成功。後半では12番で8メートル、15番で7メートルと長いパットが決まったこともあり、3つスコアを伸ばし68ストローク、4アンダーで首位発進した。

 

 昨年7月に盲腸を発症。痛みを抱えたまま2週間手術ができずに体力が格段に落ちた。手術後の回復に時間を要したが、9月日本シニアオープン、10月には日本プロシニア、ISPSハンダと3大会に参戦し、シニアツアーの楽しさを味わった。昨年12月のシニア1次予選会は東条の森会場で4位通過。そして今週の最終予選会は20位以内と目標と設定しているが、トップ通過という結果に本人曰く「今日は出来すぎです」と驚きを隠せないでいる。

 「昨年の手術により、体重も減ったことで飛距離もかなり落ちました。だからこそ、ショットやアプローチの精度を上げるべく練習を重ねた結果、クラブをきちんと振ることに専念したのです」と振り返る。岩崎の傍には30年来付き合いのある帯同プロキャディの真鍋さんが見守っている。ワンショット、ワンショット、そしてアプローチのイメージ出し、グリーンの読みも的確で、頼りになるパートナーを連れてきた。2006年のJGTファイナルクオリファイングトーナメントでは、真鍋さんと共に2位に4打差をつけ6日間トータル21アンダーでトップ通過を果たしている。験のいいパートナーと共に戦い抜くことが、今回岩崎にとって一番の安心材料になっている。「このコースは、明日何が起きるか分からないのですが、ゴルフというスポーツは日替わりですし、あと2日やるだけです」。